3倍以上になりました | 複雑系レトリック~自営業白書~

3倍以上になりました



 「お行儀が悪いから座って食べなさい」と言わ
れ、その場で座って食べ始めたところ
 こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?

息子は10キロちょっとで、だいたい3倍くらいの大きさになりました。私が現時点でだいたい20倍くらいになってますので、まだまだ先は長いと思いながらも、日々がめまぐるしく過ぎていきます。

現在2歳と3ヶ月で、だいぶおしゃべりも上手になり、ひらがなはだいたい全部読めるようになりました。肉体面はおおよそ力士と相似関係にあるくらいの感じで、すくすく育っています。

子供と一緒に過ごすということは、人間がどんな生き物であるかを学ぶ非常に貴重な機会だと感じます。

例えば、新品の脳みそがどんなに驚くべきスピードで物事を覚えていくか・・とか、人間は最もシアワセな時期(幼児期)を記憶していない因果な生き物であるということとか、「自分がいつか死ぬ」ということを知らない人間はチョー強いということとか・・です。

特に死を理解していない段階という点で、いろいろ考えてみたのですが、これはもしかするとだいたいの人に幼児期(3歳くらいまで)の記憶がない大きな理由なのではないかとも思います。

死という概念がない→時間が無限にあるという前提→過去を覚えておく必要も未来をはかる必要もない→3歳までの記憶がない

という感じです。時間が有限であることを知ってはじめて、過去のことを覚えておく意味があるということかもしれんなーと思います。


ちなみに歴史的な哲学者や思想家の中には幼児期を神格化する人が少なくありません。実物を見てると彼らの気持ちがよく理解できるし、共感もできます。
しかし同時に、ルソーが言うような「素朴な友愛感情」とかいう美点は、実はかなり後天的なもののようにも思えます。「優しさ」というのは後から身についてくるものなんですね。

まあそんな感じで、思いの外人間って環境やら教育に左右される面が大きいんやなーとか思っているのですが、それでも、男がバカなのはもしかしたら生まれつきかもしれんと思いますw
一カ所でぐるぐる回り続け、目が回ってふらふらするのをエンジョイしている息子を見ててそう思います。

それと各所いろんな人に脅かされていた「第一次反抗期」ですが、十分脅かされていただけに思ったよりたいしたことありません。話をそらしてしまえば案外コントロールが効くようです。正直に言いますが、とにかくかわいくて仕方がありません。